誰かから頼りにされる存在であり続けることはそれなりの本気度が必要だと思う。家族を支える夫、父親として退職後も頼りにされることについて書いてきたが、今日からは合唱活動についてだ。
以前のブログで扱ったが「無形資産」として自分を大事な存在として認めてくれる仲間関係は大事な財産だ。でも、それは放っておけばいつの間にか遠ざかっていく。今指導者としてお付き合いしている混声合唱団は、市のイベントで出会い、それが縁で客演指揮を頼まれ、その合唱団の人たちがこれからも指導を受けたいと仲間を募り、新しい合唱団を作って迎えてくれたのだ。それに甘んじていないで、72歳にどんな合唱団に育てることができるか考えないといけない。
また、今月はNHK学校合唱コンクールの地区大会がある。知り合いの若い先生からぜひ指導に来てほしいと随分前から頼まれている。これも教え子とかいうわけではないが、メセナ少年少女合唱団の演奏会で私が指導した時、ピアニストをしていたその人が練習後に来て、「こんな指導は初めてでした。すごく参考になりました。」と言ってくれた。上の例もそうだが、活動をしているからこそ、そして、自分なりにこだわりを持って納得してもらえる指導に心がけているからこその「無形資産」だと思う。
72歳の時、「もう頼りにならないね」と言われないように、何を選択していくべきなのか。考えていこう。