自分発見の旅その2は、賢く生きる7つのポイントの6番「好きなことに取り組む」だ。100年人生マニュアルでは、「アイデンティティー…いくつかの人生ステージを貫く自分の要素は何か」が、大事な4つのポイントの一つとして上がっている。やはり、自分の人生の中で1番熱心に多くの時間を割いて取り組んだことは何かと聞かれた時、なんと答えるかそこが重要だ。あなたにとって難しい質問だろうか。
私は、以前書いたように「合唱と教育」だ。その二つが具体的な場面でコラボして、一体のものになっている。合唱を始めたのは、中学生の時。1年生の時やっていた野球部を、無理がたたって体を壊してやめ、勉強に専念しルーム長の仕事に取り組んでいた。2年の2学期、生徒会長候補になり、それもあってか音楽の先生から合唱部に入るように誘われて戸惑っていた。その頃は合唱は女子がやるものと思っていた。しかし、尊敬していた担任に職員室に呼ばれ、「やれ」と言われて「はい」といってしまったのがスタート。3学期になって入部したら、いきなり部長に指名されて、長く活動してきた女子たちの怖い目を感じながら引っ張る立場になった。4月の人事異動で顧問が代わり、女子たちが批判する新顧問との間に立ち、惨憺たる合唱活動のスタートだった。しかし、副部長の女子は前から憧れていた子で、なんとかしなくてはと一緒に考えるのはうれしかった。3年の学年主任の先生に相談に行くなどして頑張った。自分の歌唱力は思いの外良かったようで、校内音楽会に、全校の前でソロで「菩提樹」を歌った。その上、同じ時期に変声後で入った男子たちのチームワークはよく、下手くそだったけど、男声合唱も1曲歌わせてもらえた。次第に仲間と声を合わせる面白さや自分の力が人をまとめることに役立つ喜びを感じるようになっていった。
先生に指示されてなんとなく(仕方なし?)始めたことなのにいつの間にかどっぷりとハマっていた。(続く)